森林浴2007/05/03 06:53

5月に入り、山や森、川や滝などにでかける方も多くなる季節です。

森や川、滝周辺の空気はとても気持ちがいいものです。

森林浴は昭和57年・当時の林野庁から「健康・保養に利用し、国内の森林を活用しよう」と提唱されました。


その効果は、
   ・心身をリラックスさせ、血圧を下げる。
   ・新陳代謝を活発にし、免疫力を高める。
などと言われています。



その理由は、木々の幹や葉は、ほこりや有害物質を吸着する作用がある他に、日中は多量の酸素を放出しています。

更にフィトンチッドという物質を分泌しています。

これは森林浴の大きな効果のもとで、有害微生物を寄せ付けない為に、植物自身が作り出しているものです。



実はフィトンチッドはロシア語で「樹木から放散されて周囲の微生物などを殺すはたらきをもつ物質」を意味します。

「フィトン」とは植物のことで、「チッド」は殺すという意味です。

フィトンチッドには、殺菌・抗菌作用、防腐作用、消臭作用があります。


樹木の香気成分であるテルペン類がこれに相当すると考えられており、森林浴の効用の源となっているばかりでなく、古くから生活の知恵として様々な場面で利用されてきました。

このフィトンチッドは、自然環境にある量では人間に無害です。


それどころか、人間にとっては病気を治したり、健康を維持する働きがあり、漢方薬や生薬としても利用されてきました。

フィトンチッドは、肝臓の活動を高める酵素の活性化や香りによる清涼効果、生理機能の促進、二日酔い・体調不良の軽減など、多くの効果があります。



また、森の中でリラックスできるのは、フィトンチッドが副交感神経を刺激して精神を安定させるだけでなく、マイナスイオンも多く存在し、ストレスの解消やさすらぎを与えてくれるからです。


このマイナスイオンは、筋肉内の乳酸を減らして肩こりや疲労を軽減させる効果があると言われています。

マイナスイオンとは水の分子にエネルギーを与えて発生する負電荷の電子で、滝や川の周辺などでは特に発生量が多くなります。

マイナスイオンは細胞の新陳代謝を活発にし、免疫力を高める力があります。



また、川や滝などでは音の効果もあります。

水のはじける音などには一つのリズムがあり、それが「1/f ゆらぎ」といわれています。

f は周波数を表し、周波数に逆比例した強さ、速さで変化するリズムが「1/f ゆらぎ」です。

音だけでなく、光や風など自然の動き、心臓の拍動やリラックスした時の脳波であるα波などの生体リズムも「1/f ゆらぎ」が見られます。

自然界にある同じリズムに接することで安心感が生まれ、心地よさを感じるのです。


時には、日常を離れ、森や川辺を散歩して、酸素やフィトンチッド、マイナスイオンを身体に充電し、ゆらぎ効果で心身をリセットしてみてください。