健康の価値 ― 2007/12/14 07:30
雑誌『Tarzan』にこんな記事が載っていました。
メタボリックシンドロームを知らない方はいないと思います。いわゆる生活習慣病にあたります。
厚生労働省の資料によると、
糖尿病患者 : 740万人 (予備軍は880万人)
高血圧症患者 : 3100万人 (予備軍は2000万人)
高脂血症患者 : 3000万人
重複して疾患を抱えている人も含まれてしまいますが、男性の2人に1人が、女性の5人に1人がメタボリックシンドロームの疑い、もしくは予備軍だそうです。
主な原因は肥満があげられていますが、一度糖尿病などに罹患すると長い間、その病気と付き合わなければならなくなります。
数回治療したら治るというものではありません。
そして、治療や薬のかかるお金は、やがて生活を脅かす存在になりかねません。
現在、一般の方の医療費の負担は3割、高齢者で1割(条件により)ですが、近い将来この負担率は確実に上がります。
雑誌『Tarzan』のなかで、糖尿病にかかった場合のシミュレーションがまとめてあります。
厚生労働省の調べで、65歳~69歳の人が糖尿病にかかった場合、平均で2週間に1回の割合で通院しています。
また、75歳~糖尿病で入院した場合、平均で37日の入院だそうです。
糖尿病の問題は合併症も生じる点です。
政府管掌保険の報告では、糖尿病で合併症を生じる方は約47%です。
複数の合併症を生じる可能性もありますので、合併症の数だけ治療費は増していきます。
医療費だけでなく交通費や食事も治療用に変更しなければならなくなり、これが一生だとしたらとても大変です。
シミュレーションのまとめによると、55歳の女性が80歳まで糖尿病の治療を受けた場合、
・通院による医療費が176万円、
・約1ヶ月の入院治療が発生した場合は42万円。
・合併症の治療が加わると更に42万円。
交通費や派生医療費、リハビリ、療養食も考えると443万円という数字がでています。
ざっと700万円です。
働いていた方が仕事を辞めなければならなくなったとすると、収入がなくなる訳ですから、健康な場合に比べ軽く1000万円の差が生じる計算になります。
とんでもない数字になっていますが、現実に糖尿病で通院されている方の話を聞くと、1回の通院(診察料と薬代)で5000円以上支払わなければならず、月に2回で1万円以上治療費にかかっています。
その他検査などで、定期的に出費はかさみますので、症状が安定していても年に15万円は最低かかるはずです。
また、通院に費やす時間も馬鹿になりません。
時間をお金に換算した場合、診察と薬の受取などで2時間費やすとして2000円の価値に置き換えて、月に4000円。
検査などで時間が増えるとすると年に5万円くらいになるでしょうか。
やはり10年、20年という単位になると200万円、400万円と出費が増えたことになります。
医療費の自己負担割合が増えれば、もっともっと大きな数字になってきます。
物が溢れ、便利になり、食べるものに困らなくなった時代ですが、好きなものを好きなだけ食べている人は栄養バランスを崩しています。
そして、身体を動かす機会が減っているのも肥満の原因になっています。
極端に言えば、肥満の状態が続けばお金を捨てているのと同じです。
どんどん借金を増やしているのと同じことが言えます。
まさに「健康に勝る宝なし」です。
お金では表せない部分の方が大きいとは思います。
今の状況がどんなに価値があるか実感できない方もいるかもしれませんが、長い目で見て健康であり続けることがいかに価値のあることか少しでも理解していただけたらと思います。
メタボリックシンドロームを知らない方はいないと思います。いわゆる生活習慣病にあたります。
厚生労働省の資料によると、
糖尿病患者 : 740万人 (予備軍は880万人)
高血圧症患者 : 3100万人 (予備軍は2000万人)
高脂血症患者 : 3000万人
重複して疾患を抱えている人も含まれてしまいますが、男性の2人に1人が、女性の5人に1人がメタボリックシンドロームの疑い、もしくは予備軍だそうです。
主な原因は肥満があげられていますが、一度糖尿病などに罹患すると長い間、その病気と付き合わなければならなくなります。
数回治療したら治るというものではありません。
そして、治療や薬のかかるお金は、やがて生活を脅かす存在になりかねません。
現在、一般の方の医療費の負担は3割、高齢者で1割(条件により)ですが、近い将来この負担率は確実に上がります。
雑誌『Tarzan』のなかで、糖尿病にかかった場合のシミュレーションがまとめてあります。
厚生労働省の調べで、65歳~69歳の人が糖尿病にかかった場合、平均で2週間に1回の割合で通院しています。
また、75歳~糖尿病で入院した場合、平均で37日の入院だそうです。
糖尿病の問題は合併症も生じる点です。
政府管掌保険の報告では、糖尿病で合併症を生じる方は約47%です。
複数の合併症を生じる可能性もありますので、合併症の数だけ治療費は増していきます。
医療費だけでなく交通費や食事も治療用に変更しなければならなくなり、これが一生だとしたらとても大変です。
シミュレーションのまとめによると、55歳の女性が80歳まで糖尿病の治療を受けた場合、
・通院による医療費が176万円、
・約1ヶ月の入院治療が発生した場合は42万円。
・合併症の治療が加わると更に42万円。
交通費や派生医療費、リハビリ、療養食も考えると443万円という数字がでています。
ざっと700万円です。
働いていた方が仕事を辞めなければならなくなったとすると、収入がなくなる訳ですから、健康な場合に比べ軽く1000万円の差が生じる計算になります。
とんでもない数字になっていますが、現実に糖尿病で通院されている方の話を聞くと、1回の通院(診察料と薬代)で5000円以上支払わなければならず、月に2回で1万円以上治療費にかかっています。
その他検査などで、定期的に出費はかさみますので、症状が安定していても年に15万円は最低かかるはずです。
また、通院に費やす時間も馬鹿になりません。
時間をお金に換算した場合、診察と薬の受取などで2時間費やすとして2000円の価値に置き換えて、月に4000円。
検査などで時間が増えるとすると年に5万円くらいになるでしょうか。
やはり10年、20年という単位になると200万円、400万円と出費が増えたことになります。
医療費の自己負担割合が増えれば、もっともっと大きな数字になってきます。
物が溢れ、便利になり、食べるものに困らなくなった時代ですが、好きなものを好きなだけ食べている人は栄養バランスを崩しています。
そして、身体を動かす機会が減っているのも肥満の原因になっています。
極端に言えば、肥満の状態が続けばお金を捨てているのと同じです。
どんどん借金を増やしているのと同じことが言えます。
まさに「健康に勝る宝なし」です。
お金では表せない部分の方が大きいとは思います。
今の状況がどんなに価値があるか実感できない方もいるかもしれませんが、長い目で見て健康であり続けることがいかに価値のあることか少しでも理解していただけたらと思います。
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